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「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」 [アガサ・クリスティー]


なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 文庫



ポアロ、マープルなど名探偵の登場しない本作は、元海軍軍人のボビイと伯爵令嬢のフランシス(二人は幼なじみ)が素人探偵となって事件を追っていきます。

クリスティーを読んでいて、時々登場するのが、本作のヒロイン、フランシスのような「好奇心旺盛で、度胸もあり大胆な女の子」です。1934年(第二次世界大戦の終結前)に書かれた本だというのに、彼女はまるで21世紀にもいそうな雰囲気の「現代っ子」なのです。

彼女は事件の調査のためなら、怪しい人物の住む家のすぐそばで、わざと無謀な運転をして車を大破させ、負傷したふりをして、治療のためにその人物の館に急遽運び込まれるよう仕向ける、といったことすら計画し、実行してしまいます[目]

でも何しろ素人探偵の2人、とんでもない勘違いもしでかすので、読者の推理眼を惑わせて、最後まで犯人を特定しづらいんですが、それがかえって面白かったりします。

本作の読後感がミステリにしては明るいのは、ボビイとフランシスがこの事件を通していっそう親密になり、カップルになるからでしょうね~[ひらめき]

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